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博士「…うーん、何度観ても『帝国の逆襲』は名作だのう。さてもう一回観るか」
小林「博士~、SWネタは先々月にやったでしょ。いつまで引っ張るんですか」
博士「そう言うけどな、やっぱりブルーレイの高画質は最高なんじゃよ」
小林「気持ちは分かりますけど、人間前向きに行かないと。もう12月で、お正月映画の大作が目白押しなんですから」
博士「それもそうだの。じゃあサクサク紹介していくか!」
小林「おー、待ってましたトム・クルーズ!」
博士「前回の『M:I:Ⅲ』が2006年だからの。実に5年ぶりじゃ」
小林「で、今回の任務は?」
博士「冒頭からいきなりクレムリンが爆破されて、イーサン・ハント率いるIMFのチームに事件に関与した疑いがかけられるんじゃ」
小林「またまた絶体絶命ですね」
博士「われらがハントは濡れ衣を晴らして黒幕を突き止めるべく、世界を股にかけたミッションに挑む!今度もまた手に汗握るアクションが展開するぞ」
小林「監督のブラッド・バードって、確かアニメ畑の人ですよね。『アイアン・ジャイアント』とか」
博士「今回が初の実写作品らしいの。でも『Mr.インクレディブル』を見れば分かるが、彼は『スパイ映画の何たるか』を知り尽くしとるからのう。ツボを押さえた演出が期待できるぞ。見所は何といっても世界一の超高層ビル、ブルジュ・ハリファを舞台にしたアクションじゃ」
小林「あ、予告でやってるシーンですね。トム本人が挑戦したという噂の」
博士「1962年生まれの49歳にしては頑張るのう。ちなみにワシも同い年での、身長もほぼ一緒」
小林「…それが何か?」
博士「年齢と身長が同じならもう同一人物だろが。これからはトムと呼んでくれたまい」
小林「…次、行きましょうか…」
博士「タンタンといえば“蒼龍唐玉堂”!」
小林「何ですかそれ」
博士「あれ、知らんの?都内に展開しとる坦々麺のチェーン店。メニューが豊富で行くたびに新しい味に挑戦できるんじゃ。これがもうドキドキもんで、まさに“坦々の冒険”」
小林「…まさかそれが言いたかっただけ?」
博士「しかし挑戦といったら、今回のスピルバーグも凄いことに挑戦しとるぞ」
小林「彼にとっても初のアニメーションで初の3Dですからね」
博士「スピ先生ぐらいの大家になれば、もうどっしり構えていても良さそうなもんだが。やっぱり映画作りが好きなんだのう」
小林「「現場で『うそ!CGだとこんなカメラワークできちゃうの!じゃこれは?』なんて嬉々として撮影してたんでしょうね」
博士「とにかく今まで見たこともない凄い映像体験ができるのは保証するぞ。映画ファンならずとも必見の一作じゃ。ただひとつだけ…」
小林「何かあるんですか?」
博士「いや蒼龍唐玉堂だがの、一番のお気に入りのカリー坦々麺が吉祥寺店にしかない!あっこはちょっとウチから遠いんでな、他の店舗でも出してくれんかのう」
小林「そこかよ!」
小林「お、ロボットだ」
博士「ただのロボットものではないぞ。『ロッキー』+『あしたのジョー』+『鉄人28号』といったところかの」
小林「また例えが微妙に古いですね」
博士「まあ聞きたまえ。時は近未来、ボクシングは人間ではなくロボット同士が闘う競技になっていて、元ボクサーのチャーリーはもはや出番もなく落ちぶれた生活を送っておる。その彼がふとしたことから旧式ロボットのATOMと出会い、疎遠になっていた息子も加えた三人のチームで、ロボット格闘技『リアス・スティール』のチャンピオンを目指す、というお話じゃ」
小林「おー、燃えそうですねー」
博士「スポ根ものとしての面白さはもちろん、離れ離れになっていた親子が次第に心を通わせていく描写がまた泣けるんじゃよ」
小林「家族連れで見るのもお勧めですね」
博士「主演のヒュー・ジャックマンがまたハマリ役での。しょったれたダメ親父が、ロボットや息子との交流の中で段々と元チャンピオンの誇りを取り戻していくあたり、見てるほうも『よし、俺もいっちょやったるか!』と思うんじゃよ」
小林「いっちょって、博士は何やるんですか」
博士「とりあえず前から気になってた“汁無し激辛坦々麺”に挑戦」
小林「いつまで引っ張るんですかそのネタ」
博士「まあそんなこんなで、年末年始は見たい映画が山盛りだのう」
小林「忙しいですねー。あ、今日ご紹介した三本はどれも吹替え版公開アリなので、是非」
博士「おーそうじゃった。『ミッション~』がIMAXだったり『タンタン~』が3Dだったり、映像を隅々まで堪能するには吹替え版はお勧めじゃ。どの吹替え版もリキ入れて作っとるぞ」
小林「じゃあ早速映画館へ…あれ。博士、またAMAZONから何か来てますよ」
博士「おー!ついに来たか!待っとったぞ!」
小林「それ、『ロード・オブ・ザ・リング』エクステンデッド版のブルーレイじゃないですか」
博士「むふふふふ。本編+特典映像で15枚組じゃからのー。見応えあるぞー」
小林「…こりゃ当分仕事どころじゃなさそうだな…」
博士「さて、その前に『帝国の逆襲』の三回目を」
小林「またそこからですか!」
ジングルベ~ル ジングルベ~ル 鈴が~鳴るぅ~♪
そう、世間では絶賛クリスマスシーズンです。あっちに行ってもこっちに行ってもクリスマス!! いろいろあった2011年も、もうすぐ終わり。皆様はどんな師走をお過ごしですか?
それでは、この冬貴方のハートを温かくする作品を紹介します。
1本目は、2003年に公開されたロマコメ映画
イギリスの若手首相、デイヴィッドは自分の秘書に一目惚れ。心ソワソワ、仕事に身が入らない!?
ある家では、最愛の妻を亡くしたダニエルが義理の息子サムとの関係で悩む毎日。しかしサムにも悩める思いがあった。妻カレンと子供たちと幸せに暮らす会社経営者ハリーは、若い部下のミアに言い寄られピンチに!? そんなハリーの会社に勤めるサラも、長い片思いに毎日モヤモヤ。
2本目は、1993年の
ジャッキー・チェンの出演99本目&100本目だという『新少林寺』と『1911』が連続公開され、にわかにジャッキーブームなこの秋ですが、去る10月にWOWOWさんが見せてくれた「プロジェクトV」は実に楽しい企画でした。
あの『プロジェクトA』を、一般公募したアマチュア声優を交えて吹替え新録するというもので、ラストはあの主題歌を、声優陣の生コーラスと視聴者からの投稿音源のミックスで♪ららららっららっららっららっららっららー♪と大合唱!
そうした仕掛けも面白かったけど、ジャッキーの石丸博也さんはもちろん、サモ・ハンの水島裕さん、ユン・ピョウの古谷徹さん、それに戸田恵子さんという大御所をしっかり押さえたキャスティングが感涙ものでした。
アフレコ終了後の打ち上げの席で、実は「香港スター祭り」というコンセプトだったことを説明。すると、「そうか、それで俺が呼ばれたわけね!」と誰よりも大きくうなずいたのは、なぜか宝亀克寿さんでした。
キョトンとしている自分に宝亀さん曰く、「だって、ン・マンタでしょ、俺!」
…ジャッキーとン・マンタの夢の共演が聴けるこの「21世紀特別編」は、発売中のDVDに収録されていますが、ここでちょっと告知を。
BSジャパン(BSデジタル7ch)ではこの12月、<ジャッキーシネマスペシャル>と題して、ジャッキー映画を2本放送します。
まず5日(月) 夜9時から、ジャッキーとクリス・タッカーが香港で大暴れする『ラッシュアワー2』。
そして10日(土) 夜9時からは、『ドランク・モンキー/酔拳』です!
どちらも吹替え版で放送します(『酔拳』はもちろん「21世紀特別編」)。ぜひこの機会にご覧下さい!
番組サイトhttp://www.bs-j.co.jp/cinema/