※Amazonのページで紹介しているビデオテープ・DVD・ブルーレイ等のソフトは、日本語吹替え音声を収録していなかったり、このページで紹介しているものとは異なるバージョンの日本語吹替え音声を収録している場合もありますので、ご購入等の際はご注意ください。

『浜の真砂は尽きるとも 世に海賊の種は尽きまじ』

「よい子の皆さん、ディズニーランドは好きですかー?…そう、みんな大好きですよねー。ではクイズです。ディズニーランドのアトラクションで、映画になって大ヒットしたのは何でしょう?…はい、そちらのUSJのTシャツ着たお嬢ちゃん。今度来るときはもう少しTPOをわきまえましょうねー。…え?魅惑のチキルーム?…あれはちょっと映画にするのは難しいわねー。…じゃあ、そこの海賊の帽子かぶったお兄さん!そろそろ時間押してるから下手なボケは要りませんよー。

………そう!「カリブの海賊」!」

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』

パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉 公式サイトへ

永遠の生命をもたらすと言われる“生命(いのち)の泉”。史上最恐の海賊・黒ひげがその伝説の泉を狙って動き出した時、孤高の海賊ジャック・スパロウの前にかつて愛した女海賊アンジェリカと、海軍将校へと寝返った元海賊のバルボッサが現れる。幾重にも仕掛けられた罠と謎を解き明かし、“生命(いのち)の泉”にたどり着くことができるのは、はたして誰なのか─?

(日本語吹替え版のスタッフ・キャストはこちら)

「夢と魔法の王国」。誰もが知っているディズニーのキャッチフレーズは、かつては同社の製作するアニメーション映画を指すものでした。『白雪姫』『ピノキオ』『シンデレラ』といった、童話に題材を取った長編映画。ミッキーやドナルドが活躍する、楽しいオリジナル・アニメ。そうした名作たちが映画館のスクリーンに「夢と魔法の王国」を映し出していたのです。

やがて1955年、「夢と魔法の王国」はロサンゼルス近郊のアナハイムに初の「ディズニーランド」としてオープン。世界中にその舞台を広げていき、オリジナルのアトラクションも増えていきます。そして1967年、奇しくも創設者ウォルト・ディズニーがこの世を去ったのと同じ年に誕生したアトラクションが「カリブの海賊」。それから三十年以上を経て、この人気アトラクションは大作映画として生まれ変わります。『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』。その後次々と続編を生み出すことになる大ヒットシリーズの幕開けです。

当初、ブラック・パール号の船出は必ずしも希望に満ちたものではありませんでした。たとえアトラクション自体は人気でも、映画化して成功するという保証はない。主演のジョニー・デップは一部で評価は高いものの、そのマニアックなキャラクターは一般受けするとは言い難い(なんたってエド・ウッドにシザーハンズですから)。95年に公開された『カットスロート・アイランド』が大コケしたように、海賊映画はまず当たらない。その他、その他。

ところがぎっちょん(←死語)蓋を開けてみるとあれよあれよの大ヒット、世界中をパイレーツ・ブームに巻き込んで続編も続々公開、ジョニー・デップのアカデミー賞ノミネートなんてボーナスまで付く始末。「魔法使い(ハリポタ)か海賊か」と言われるまでの人気シリーズとなったのです。

生命の泉を目指すジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の前に現れた女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)。敵になったり味方になったり、おまけにジャックとは昔ちょいと艶っぽい関係だったという、つまりルパン三世と峰不二子。そんな二人を銭形警部の如く執拗に追う、お馴染みの仇敵バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)。さらに今回は伝説の大海賊「黒ひげ」(イアン・マクシェーン)も登場、その堂々たる悪役ぶりはカリオストロ伯爵かマモウキョウスケか。かの日本製アニメシリーズと比べるまでもなく、ヒット作品には魅力的なキャラクターが必須、ということがよくわかります。

前作『ワールド・エンド』でエリザベスとウィルの物語は完結し、新規スタートとなった今回の第四弾。前三部作ではある意味狂言回し的なキャラだったジャック・スパロウも今回はピン立ちのヒーロー(?)として、インディ・ジョーンズばりの活躍を見せてくれます。監督は『シカゴ』や『NINE』で知られるロブ・マーシャル。「え、ミュージカルの人じゃないの?」とおっしゃる向きは、ジーン・ケリーの往年の名作『踊る海賊』を見ましょう。剣戟映画とダンスの振り付けは親和性があるのです。

そしてもちろんあります吹替え版。やる気があるんだかないんだか、毎度「食えない」キャラのジャック・スパロウには、もちろん平田広明氏。仇敵バルボッサを今回も憎ったらしく演じる壤晴彦氏ほか、選りすぐりのキャストが揃っています(話題のふきカエ参照のこと)。特に平田氏は人気アニメ『ワンピース』でもサンジ役を好演していて、「海賊声優」としては日本一です。他にいませんが。(まあ、御本人はあんまし海の男には見えな…ゴホゴホゴホ)

経験上申し上げますと、この手のシリーズは「ま、いいか」なんて一本見逃しちゃうと、後で友達から「面白かったよー」なんて言われて悔しい思いをするんですよ、ええ。皆様、是非お近くの劇場へ。

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もうすぐあのジメジメした、イヤ〜な季節がやってくる。
そして、去年のあのひどく暑い夏を思い出すとうんざりしますが、今年は新たな試練、「節電」の夏が待っています。
そんな皆様に、まずは気分を軽くする作品を紹介します。

 

アデル/ファラオと復活の秘薬 [DVD]

昨年の夏に公開された、

『アデル・ファラオと復活の秘薬』
[画像はAmazon.co.jpより]

宣伝で女版インディー・ジョーンズと評されたこの作品。劇場に足を運び観ていると「???」な加減に口が開く。
確かに、主人公アデルは古代エジプトに伝わる「復活の秘薬」を探しているのだが、その理由が超個人的。また、翼竜プテロダクティルスなどの登場で、物語は盛り上がるのだが、なんだかピンとこなかった。
しかし、改めてDVDの吹替えを観たら、これがまた面白いじゃありませんか!!
アデル/ファラオと復活の秘薬 [DVD] アデル役、岡寛恵さんも、弾けキャラで演じているが、マッド・サイエンティストのデュールヴー役の納谷六朗さんがメチャメチャノリまくり、とても『幽☆遊☆白書』の仙水忍と同一人物とは思えない。「チミー、チミねー」で始まるセリフは、吹替えならではの一品。思わず翻訳の方々にも拍手を!!
ほかに、ドジなカポニ警部役に後藤敦さん。プテロダクティルスとシンクロするエスぺランデュー教授役に石森達幸さんと絶妙なキャスティング。
監督は、『レオン』のリュック・ベッソン。
フランス映画って、こんな感じでしたっけ!?

 

エイリアン [DVD]

次は、私がまだ若かった頃から、愛してやまないこの作品。
その名は

『エイリアン』
[画像はAmazon.co.jpより]

宇宙貨物船ノストロモ号は、作業を終え地球へ帰還する途中、未知の異星文明のものと思われる電波を受信したため、惑星LV‐426に降り立った。そこで発見した物は、宇宙船と化石化した宇宙人。そして巨大な卵のような物体。その卵に近づいた航海士ケインのヘルメットのゴーグルを突き破り、顔に張り付く、クモに似た生物。そこから、乗組員とエイリアンとの壮絶な戦いと恐怖が始まり、シリーズ4まで続く。
1作目から唯一生き残り、最後までエイリアンと戦うリプリー役を幸田直子さんが凛々しく演じ、二枚目船長のダラス役に富山敬さん。エイリアンに飛びかかり、殺されてしまうパーカー役に郷里大輔さん。その相棒フレッド役を穂積隆信さんが熱演。顔に張り付き、寄生され、食事中に胸部からチェストバスターが出現し、死んでしまうケイン役に納谷六朗さん。アンドロイドのアッシュ役に田中信夫さんとベテラン陣総出演。
監督はリドリー・スコット。クリーチャーデザインに天才H.R.ギーガー。もうサイコーです。
さて、皆様も私と一緒にエイリアンに遭遇しませんか?

ちなみに、私の部屋にはエイリアン人形が…。いつも私を見守ってくれています。

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