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八五郎「よお熊公じゃねぇか。朝っぱらからどこ行くんでぇ」
熊五郎「おや八つぁん。いや、たまにゃ浅草で活動写真でも、ってね」
八「カツドウ見物たあ、お前さんにしちゃあ洒落てるね。で、何を見るんだい」
熊「いや、おとつい風呂屋でこんな看板を見かけてよ」
C・S・ルイスの児童文学を映画化したファンタジー・アドベンチャー、『ナルニア国物語』シリーズの第3章。親せきの家に預けられたペべンシー兄妹は帆船の絵の中に吸い込まれ、再びナルニア国へ。親友のカスピアン王子、ネズミ戦士のリープチープと再会を果たし、ナルニアの東の果てへと再び冒険の旅に出ることになるが、行く手にはさまざまな困難が待ち受けていた-
八「へぇ、こいつかい。熊公にしちゃあ存外と目が高ェね」
熊「存外は余計だい。八っつぁん、このシャシン知ってんのかい」
八「あたぼうよ。俺ァこう見えて活動写真にゃ、ちょいとうるさいよ」
熊「うるさい奴とは一緒にカツドウ見たくねぇなあ。『上映中はお静かに』って、鷹の爪団の総統も言ってたぜ」
八「うるさいの意味が違わぁ。このシャシンはだな、『夢と魔法と冒険に満ちたファンタジー映画の最高峰「ナルニア国物語」、その第三章がシリーズ初の3D映像で新たな伝説を生む!』…ってなハナシだ」
熊「すごいねー、立て板に水だね。それ、お前さんが考えたのかい」
八「こないだ拾った瓦版にそう書いてあった」
熊「なんでぇ。受け売りかい」
八「ま、そんだけ凄いシャシンってことよ。何がすごいって、このアスランてぇ獅子の殿様が出てくるんだがな、これが人様の言葉をしゃべるんだ」
熊「へぇ、しゃべるお獅子かい。そういや先だってお前ン家で見かけたな」
八「馬鹿言うない。うちの長屋に獅子なんざいねェぞ」
熊「いや、確かにしゃべってた。『碌な稼ぎもないくせに亭主面すンじゃないよ!』って」
八「そりゃウチのかかぁだ!」
熊「何だそうかい。真っ赤な顔で口が耳まで裂けてたからてっきりお獅子かと」
八「人の女房をCG扱いすんじゃねぇ。でな、このアスランのほかにも、ネズミのでけぇのやらヤマタノオロチやら、とにかくあんなのやこんなのがダダーっと出てきて、そこへ大波がザブーンときて、戦がおっぱじまって大筒がドーンと鳴って、あ〜れ〜ってなもんで、いざカスピアン王子の命運や如何に!」
熊「…なんだかさっぱり分からねぇ」
八「ま、百聞は一見にしかずよ。見りゃあたまげるぞ。おまけにそいつが全部3Dときた」
熊「何でぇそのスリーデーたあ」
八「物を知らないにも程があるねお前は。3Dてなぁ、南蛮渡来の色めがねをツラに乗っけてシャシンを見るとだな、獅子やら姫様やらが出っ張って見えるてぇ、切支丹バテレンの妖術よ」
熊「そいつぁ凄ぇや。じゃその色めがねで見たら、お前ンとこのガキのつぶれた鼻も出っ張って見えるね」
八「手前ぇは俺ン家になんか恨みでもあんのか?さっきから言いてぇこと言いやがって。ときに熊公、こいつは西洋のシャシンだぜ。お前さん、エゲレスの言葉が分かんのかい」
熊「馬鹿にすンない。自慢じゃねぇけど分からねぇ」
八「威張ってやがら。まあ字幕てぇ有難いモンがあるがな、お前さん字は読めるんだろうね」
熊「あたぼうよ。あすこの道っ端の標識に書いてある字だって読めるぜ。えーと、『いちにちじゅう…やまみち』?」
八「手前ぇはどっかの局の女子アナか。ありゃ『旧中山道』って読むんだ。まあ心配すんな、お前みてぇな奴は置いとくにしてもだな、ただでさえいろんなモンが飛び出してくる3Dだ、小さなお子さんなんかは字幕を読むのも難儀だろうてんで、吹替え版てぇものが用意してある。西洋人がみんなきれぇな大和ことばを話してくれっから、安心してお話を堪能できる、って寸法よ」
熊「へぇ。じゃあ西洋の姫様が『わちきはナルニアの姫でありんす』とかなんとか言うのかい」
八「それじゃ吉原の太夫だよ。まぁ、そんなとこだ」
熊「よし乗った。その吹替え版とやらに行ってくらぁ。ほんじゃご免よっ」
八「…って、おい熊公、おーい…行っちまったよ。どうもせっかちでいけねぇね、あいつは」
熊「ただいま」
八「うわびっくりした。今しがた行ったばかしで、ずいぶん早ぇじゃねえか」
熊「それがコヤへ行ったらよ、今日の演目は昼からだって」
八「当たりめぇだ、まだ朝飯の時間だってのに早すぎらァ。何だってそんなに急ぐんだい」
熊「いやぁなんせ3Dだから、つい飛び出しちまった」
…お後がよろしいようで。
こんにちは。ふきカエファンの皆さま!
寒かった今年の冬ももう終わり、春です。
それから花粉も大量に舞ってますね。
しかし私は、まだ花粉症になってないラッキーな人です。
では早速、今月のオススメ1作品目
誰にも心を開けず、病に冒され、
死を待つだけの頑固ジジイのコワルスキー。
ある日、モン族のタオが愛車を狙って
忍び込む。しかし!!
コワルスキーの銃口の前に逃げ去るタオ。
だがその後、タオやその姉スーを不良たちから
救ったコワルスキーは
タオやその家族とふれ合い、家族の温かさを感じ
だんだん優しさをとり戻していく。
これを快く思わないモン族のギャングたちが
タオに嫌がらせをする。
そして、報復の連鎖が始まる…!!
さて、その結末とは……
エンドクレジットが流れた途端に
ひとすじの涙がこぼれる。
そんな気持ちにさせてくれる作品です。
ふきカエは
クリント・イーストウッド(コワルスキー)に滝田裕介さん。
ビー・ヴァン(タオ)に細谷佳正さん。
アーニー・ハー(スー)に小笠原亜里沙さん。という
ベテラン+フレッシュな顔ぶれです。
2作目はもうすぐ、メジャー・リーグの
ジーズンが始まります。
そこでこの1本!!
高校教師をしながら
35歳でプロテストを受け
160キロ近い剛速球が認められ
マイナーリーグを経て
タンパベイデビルデイズのピッチャーとして
デビューを果たしたジム・ミルズの実話です。
アメリカンドリームを体現し
それを支えた家族の絆の深さに感動の1本!!
ふきカエも
デニス・クエイド(ジム)役に大塚明夫さん。
レイチェル・グリフィス(妻のローリー)に田中敦子さん。
それにマウスプロモーションの
マネージャーとしての喜びですが
野球好きのおじさん役に納谷六朗さんなど
出演しています。
別の意味でも豪華な作品です。
すいません!!
個人的な喜びをすすめてしまって…。
でも!!ベースボール好きにはたまらない1本です。