※Amazonのページで紹介しているビデオテープ・DVD・ブルーレイ等のソフトは、日本語吹替え音声を収録していなかったり、このページで紹介しているものとは異なるバージョンの日本語吹替え音声を収録している場合もありますので、ご購入等の際はご注意ください。

『御伽草子幻夢鳴仁家(おとぎぞうしゆめのなるにあ)』

八五郎「よお熊公じゃねぇか。朝っぱらからどこ行くんでぇ」
熊五郎「おや八つぁん。いや、たまにゃ浅草で活動写真でも、ってね」
「カツドウ見物たあ、お前さんにしちゃあ洒落てるね。で、何を見るんだい」
「いや、おとつい風呂屋でこんな看板を見かけてよ」

『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』

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C・S・ルイスの児童文学を映画化したファンタジー・アドベンチャー、『ナルニア国物語』シリーズの第3章。親せきの家に預けられたペべンシー兄妹は帆船の絵の中に吸い込まれ、再びナルニア国へ。親友のカスピアン王子、ネズミ戦士のリープチープと再会を果たし、ナルニアの東の果てへと再び冒険の旅に出ることになるが、行く手にはさまざまな困難が待ち受けていた-

(日本語吹替え版のスタッフ・キャストはこちら)

「へぇ、こいつかい。熊公にしちゃあ存外と目が高ェね」
「存外は余計だい。八っつぁん、このシャシン知ってんのかい」
「あたぼうよ。俺ァこう見えて活動写真にゃ、ちょいとうるさいよ」
「うるさい奴とは一緒にカツドウ見たくねぇなあ。『上映中はお静かに』って、鷹の爪団の総統も言ってたぜ」
「うるさいの意味が違わぁ。このシャシンはだな、『夢と魔法と冒険に満ちたファンタジー映画の最高峰「ナルニア国物語」、その第三章がシリーズ初の3D映像で新たな伝説を生む!』…ってなハナシだ」
「すごいねー、立て板に水だね。それ、お前さんが考えたのかい」
「こないだ拾った瓦版にそう書いてあった」
「なんでぇ。受け売りかい」
「ま、そんだけ凄いシャシンってことよ。何がすごいって、このアスランてぇ獅子の殿様が出てくるんだがな、これが人様の言葉をしゃべるんだ」
「へぇ、しゃべるお獅子かい。そういや先だってお前ン家で見かけたな」
「馬鹿言うない。うちの長屋に獅子なんざいねェぞ」
「いや、確かにしゃべってた。『碌な稼ぎもないくせに亭主面すンじゃないよ!』って」
「そりゃウチのかかぁだ!」
「何だそうかい。真っ赤な顔で口が耳まで裂けてたからてっきりお獅子かと」
「人の女房をCG扱いすんじゃねぇ。でな、このアスランのほかにも、ネズミのでけぇのやらヤマタノオロチやら、とにかくあんなのやこんなのがダダーっと出てきて、そこへ大波がザブーンときて、戦がおっぱじまって大筒がドーンと鳴って、あ〜れ〜ってなもんで、いざカスピアン王子の命運や如何に!」
「…なんだかさっぱり分からねぇ」
「ま、百聞は一見にしかずよ。見りゃあたまげるぞ。おまけにそいつが全部3Dときた」
「何でぇそのスリーデーたあ」
「物を知らないにも程があるねお前は。3Dてなぁ、南蛮渡来の色めがねをツラに乗っけてシャシンを見るとだな、獅子やら姫様やらが出っ張って見えるてぇ、切支丹バテレンの妖術よ」
「そいつぁ凄ぇや。じゃその色めがねで見たら、お前ンとこのガキのつぶれた鼻も出っ張って見えるね」
「手前ぇは俺ン家になんか恨みでもあんのか?さっきから言いてぇこと言いやがって。ときに熊公、こいつは西洋のシャシンだぜ。お前さん、エゲレスの言葉が分かんのかい」
「馬鹿にすンない。自慢じゃねぇけど分からねぇ」
「威張ってやがら。まあ字幕てぇ有難いモンがあるがな、お前さん字は読めるんだろうね」
「あたぼうよ。あすこの道っ端の標識に書いてある字だって読めるぜ。えーと、『いちにちじゅう…やまみち』?」
「手前ぇはどっかの局の女子アナか。ありゃ『旧中山道』って読むんだ。まあ心配すんな、お前みてぇな奴は置いとくにしてもだな、ただでさえいろんなモンが飛び出してくる3Dだ、小さなお子さんなんかは字幕を読むのも難儀だろうてんで、吹替え版てぇものが用意してある。西洋人がみんなきれぇな大和ことばを話してくれっから、安心してお話を堪能できる、って寸法よ」
「へぇ。じゃあ西洋の姫様が『わちきはナルニアの姫でありんす』とかなんとか言うのかい」
「それじゃ吉原の太夫だよ。まぁ、そんなとこだ」
「よし乗った。その吹替え版とやらに行ってくらぁ。ほんじゃご免よっ」
「…って、おい熊公、おーい…行っちまったよ。どうもせっかちでいけねぇね、あいつは」
「ただいま」
「うわびっくりした。今しがた行ったばかしで、ずいぶん早ぇじゃねえか」
「それがコヤへ行ったらよ、今日の演目は昼からだって」
「当たりめぇだ、まだ朝飯の時間だってのに早すぎらァ。何だってそんなに急ぐんだい」
「いやぁなんせ3Dだから、つい飛び出しちまった」

…お後がよろしいようで。

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こんにちは。ふきカエファンの皆さま!
寒かった今年の冬ももう終わり、春です。

それから花粉も大量に舞ってますね。
しかし私は、まだ花粉症になってないラッキーな人です。



グラン・トリノ [DVD]

では早速、今月のオススメ1作品目

2009年作品「グラン・トリノ」
[画像はAmazon.co.jpより]

誰にも心を開けず、病に冒され、
死を待つだけの頑固ジジイのコワルスキー。

ある日、モン族のタオが愛車を狙って
忍び込む。しかし!!
コワルスキーの銃口の前に逃げ去るタオ。

だがその後、タオやその姉スーを不良たちから
救ったコワルスキーは
タオやその家族とふれ合い、家族の温かさを感じ
だんだん優しさをとり戻していく。

これを快く思わないモン族のギャングたちが
タオに嫌がらせをする。

そして、報復の連鎖が始まる…!!

さて、その結末とは……

エンドクレジットが流れた途端に
ひとすじの涙がこぼれる。

そんな気持ちにさせてくれる作品です。

ふきカエは クリント・イーストウッド(コワルスキー)に滝田裕介さん。
ビー・ヴァン(タオ)に細谷佳正さん。
アーニー・ハー(スー)に小笠原亜里沙さん。という
ベテラン+フレッシュな顔ぶれです。



2作目はもうすぐ、メジャー・リーグの
ジーズンが始まります。

オールド・ルーキー 特別版 [DVD]

そこでこの1本!!

「オールド・ルーキー」2002年作品です。
[画像はAmazon.co.jpより]

高校教師をしながら
35歳でプロテストを受け
160キロ近い剛速球が認められ
マイナーリーグを経て
タンパベイデビルデイズのピッチャーとして
デビューを果たしたジム・ミルズの実話です。

アメリカンドリームを体現し
それを支えた家族の絆の深さに感動の1本!!

ふきカエも
デニス・クエイド(ジム)役に大塚明夫さん。
レイチェル・グリフィス(妻のローリー)に田中敦子さん。

それにマウスプロモーションの
マネージャーとしての喜びですが
野球好きのおじさん役に納谷六朗さんなど
出演しています。

別の意味でも豪華な作品です。
すいません!!
個人的な喜びをすすめてしまって…。

でも!!ベースボール好きにはたまらない1本です。

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