歌唱賞
茅原 実里高校時代に『ビバリーヒルズ青春白書』にとってもハマリました。お姉ちゃんと一緒に毎週土曜日が来るのを楽しみにしていました。大人の恋愛ってとっても複雑で難しいんだなあ、っていうのを語り合ってた思い出があります。とっても楽しい作品で今でも大好きです。
シナジー賞
高山 みなみアニメーションに比べて、吹替えの機会というのはあまりないんですけれども、いままで吹替えをした中で印象に残っているのはイライジャ・ウッドさん。彼の小さい頃の作品をいくつか吹替えをしています。『8月のメモワール』という作品がものすごい好きで、もしよろしかったら観てください。
海外ファン賞
沢城 みゆき『ER 緊急救命室』の吹替えが本当に好きでずっと観ていました。実は吹替えデビューが『ER 緊急救命室』になりまして、夢のようだったのを思い出します。ちょっと自転車に乗ってて転ぶ役だったんですけど、グリーン先生に治療していただいけて、本当に幸せだったのをよく覚えています。
キッズファミリー賞
竹内 順子子供の頃って、字が出てる映画は大人の映画!って感じがありましたから、私も小さい頃から吹替えに馴染んでいましたね。その頃はそれが当たり前だと思っていたけど、画面に合わせて自然に声も聞こえてくるでしょう。外国のお話なのに、この人日本語話せるんだ、スゴイ(笑)みたいな。吹替えのおかげで色んな海外の映画やドラマを楽しめたんだなって思って。ありがたいです。
富山敬賞
小山 力也思い入れのある作品。『ER 緊急救命室』の ダグラス・ロスが、デビュー作でした。全く経験が無い僕を拾って戴き、そうそうたる方々に囲まれて、マイクの前に立ち、緊張し、楽しみ、且つ、いろいろ教えて戴きました。有難い御縁を結んで戴きました。本当に感謝しています。その後、『24 TWENTY FOUR』ジャック・バウアーとの出会いがありました。難しくて難しくて、時間が無くて、リハーサルが間に合わなくて、自室で台本を何度投げた事か…。「もう夜が明ける、駄目だ、間に合わない、今日は出来ない…!!」それでも、自宅のリハーサルで、足掻きに足掻いた時間は、スタジオで役立ってくれました。事前に、自分の課題を解決してから、現場に臨まない事には、共演者の声が聴こえて来ません。睡眠時間と闘いながら、懸命に練習しました。現場では、スタッフ、キャスト、仲間が支えてくれました。この2作品は、僕の宝です。
高橋和枝賞
田中 真弓アニメがほとんどで、洋画の吹替えは少ないんですね。印象に残っているのは『ベイブ』ですね。歌も歌いました。これは吹替えなくてもよかったんじゃないかなって思いながらも歌ってと言われましたので歌いました。
功労賞
ささき いさお昔、広川太一郎先輩と『ダンディ2 華麗な冒険』という作品を演じたとき、太一郎さんが凄いアドリブでくるので、それを聞きながら受け止めて自分もアドリブで返すといったことをすごく勉強させてもらいました。『ナイトライダー』では野島昭生君と元々のセリフよりも面白くしようかとキットとマイケルのやりとりを工夫しました。そんなことが印象に残っています。最近はアドリブやったりセリフ変えたりすると怒られるんじゃないかとみんな真面目すぎるようなんですけど、もっともっと楽しい作品にした方がいいですよ。
鈴木 弘子吹替えはあまりにもたくさん演じてきましたが、外国映画の吹替えをするときには、リアルな演技が画面から浮かび上がってきますから、私たちは手かがりがあってとても演じやすかったです。私は仕事に励まされていままできた気がしますので、ひとつの作品だけを取り上げることはできません。
矢島 正明『0011ナポレオン・ソロ』のナポレオン・ソロや『スタートレック』のジェームズ・T・カークなど印象深い作品がたくさんございます。ナレーターとして最初に自分のスタイルを作ったと思っています「逃亡者」の冒頭のナレーションが生涯忘れらない作品でございます。この『逃亡者』のナレーションよかったね、といわれるのが、僕にとっては一番嬉しいです。すっかり忘れ去られているシリーズかもしれませんけど、それが僕の中では一番印象に残っています。