ダークボのふきカエ偏愛録

#51 平成最後のテレビふきカエか?

ダークボのふきカエ偏愛録

ワケあってお待たせしましたが、ようやく更新。またまた新録企画のおしらせですよ!
BSテレ東にて、3月6日(水)夜8時から放送予定のシネマクラッシュ『ウォンテッド』
ルトガー・ハウアーじゃなくて、ジェームズ・マカヴォイ&アンジェリーナ・ジョリーの超絶アクションです。

ロシアからハリウッドに進出したティムール・ベクマンベトフ監督が、名刺代わりにブチかましたハイパーリアルな演出は今観ても超刺激的ですが、もう11年前(2008年)の映画なんですね。主人公のマカヴォイの見た目は今とそう変わらないけど、クズな同僚役のクリス・プラットが若くてイモい!(あれからよくヒーローに転身できたもんですな)

テレビ局が滅多にふきカエを作らなくなったこのご時世、1月に放送した『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(ご覧頂けました?)が“平成最後のテレビふきカエ”かも、と思ってたところ、飯森Pのザ・シネマさんが2月放送の『LIFE!』を新録されて。拍手を送りつつ、もいっちょやるかな、と思い立ったのがこれであります。今度こそ平成最後かな?(4月に何かあるかもしれませんが)
この「平成最後のテレビふきカエ」という殺し文句が効いたのか、とんでもないゴージャスな面々がアセンブル!

ジェームズ・マカヴォイのふきカエは、近年、X-MENのプロフェッサーX(の若い頃)や『スプリット』『ミスター・ガラス』等ですっかりマカヴォイが持ち役の内田夕夜さん。
(いきなり余談ですが・・・その昔「木曜洋画劇場」でメル・ギブソンの『パトリオット』を新録した際、ヒース・レジャーのふきカエに夕夜さんを推薦したところ、ディレクターの小林守夫さんのお気に召したのか、その少し後に『タイタニック』のディカプリオに起用されて。あれは驚いたなあ)
アンジェリーナ・ジョリーは、これが初めてというのが不思議なほどアンジーにピッタリだった藤本喜久子さん。BSテレ東的には『プリズナーズ』新録以来のお仕事です。
そしてモーガン・フリーマンはやはりこの人、坂口芳貞さん! 劇場版以来、11年ぶりに再登板して頂きました。
さらに、さらに! 玄田哲章さん、羽佐間道夫さん、森田順平さん、雨蘭咲木子さん、牛山茂さん、三木眞一郎さん、多田野曜平さん、田中美央さん(会いたかったんだあ、「おんな城主直虎」の六左)、丸山壮史さん(『ファウンダー』のマクドナルド氏)、などなど・・・このメンツが(出演シーンの都合で出入りはありましたが)一堂に集まって、一日でサクッと収録! これぞテレビふきカエだ!

平成オールスター声優陣の気合いたっぷりの熱演、『ファウンダー』から連投の高橋剛ディレクターの切れ味鋭い演出で、オリジナルを超えた、興奮度マシマシのふきカエに仕上がりました!
録画して繰り返し観たくなること必至ですが、まずはリアルタイムでご視聴くださいね。テレビふきカエの未来のために。

ダークボのふきカエ偏愛録

なお、BSテレ東「シネマクラッシュ」で、翌週3月13日(水)夜6時55分から放送するのは、オールスター戦争巨編『遠すぎた橋』

こちらは日本テレビ「水曜ロードショー」版、つまり昭和のオールスターふきカエ(ディレクターは『パトリオット』『タイタニック』の小林守夫さんですね)でお送りします。
2週連続で声が聴ける羽佐間道夫さん、やっぱレジェンドですなあ。

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『ウォンテッド』スタッフ・キャストの皆様よりのコメントはこちら

 

[作品画像はAmazon.co.jpより]
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