長谷川のお薦めって事でどうでしょう♥︎

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世の中、すっかり秋ですね!!最近は天気も落ち着いて、太陽さんが毎日大地を照らしてくれています。夜は、秋刀魚の塩焼き、栗ごはん、そしてふきカエ映画でカンパーイ!!

今月1作目は、2008年に製作された香港ノワール・サスペンス

『ビースト・ストーカー/証人』

です。日本では、CS放送が先行でしたが、2012年に劇場でも公開されました。監督は、「ブラッド・ウェポン」などを手掛けたダンテ・ラム氏です。

ビースト・ストーカー/証人【Blu-ray】

武装した重犯罪者を追走中に、幼い少女を死なせてしまった刑事トン(ニコラス・ツェー)。その責任と事故の記憶に悩まされる日々。そんな中、少女の母親アン(チャン・ジンチュー)のもう一人の娘、リン(ウォン・シュッイン)も目の前で誘拐されてしまう。犯人は、元ボクサーのホン(ニック・チョン)。彼は寝たきりの妻の治療費のため、暗殺者として犯罪に手を染めていく。誘拐の目的は、検事であるアンに、担当している裁判での、組織に不利となる証拠を隠蔽させることだった。仕事とリンの命。苦悩するアン。一方トンは、3ヶ月前の事故の記憶に苛まれながら、憑りつかれたようにホンを追う。
ラストまで目が離せない、そんな3人の演技を競演するのは、トン刑事役/浪川大輔さん、ホン役/咲野俊介さん、アン役/小林さやかさんです。そしてもう一つの見所は、リンを演じる子役の、儚げな表情と逃げようとする姿が、何とも可哀想で、なんとか救出しなければ!と、観ている私も必死になりました。それぞれに苦悩を抱えた3人の複雑に絡み合う運命を、緊迫感溢れるストーリー、壮絶な数々のアクションシーンで描き出す作品です。手に汗握ってご覧ください!

 

スラムドッグ$ミリオネア[Blu-ray]

続きまして2作目は、2009年に公開された

『スラムドッグ$ミリオネア』

をご紹介します。

第66回ゴールデングローブ作品賞、第81回アカデミー作品賞など多数の賞を受賞しています。監督は、『トレインスポッティング』など多彩なジャンルで観客を魅了するダニー・ボイル氏です。
人気番組[クイズ$ミリオネア]に出演していた、ジャマール・マリク(デヴ・パテル)は、兄サリーム・マリク(マドゥル・ミッタル)と共に、インドの大都市ムンバイのスラム街で育った。ジャマールは、司会者のプレーム(アニル・カプール)の挑発に反応することなく、冷静に難解な問題を解いていく。そしてとうとう、最後の1問というところまで辿り着く。しかし、無学であるはずのジャマールがここまで勝ち進んできたことに、プレームは疑いの目をかけ、警察に通報してジャマールを拘束させる。そこで彼は、自分の生い立ちを話し始める。幼い頃に母を亡くし、2人は孤児となったこと。同じく孤児である少女ラティカ(フリーダ・ピント)と出会ったこと。兄サリームが悪の道に入ったこと。ラティカを心の支えとして、その過酷な現実を生き抜いてきたこと…。やがて、話を聞く警部(イルファン・カーン)は彼に同情し、釈放する。その後待ち受ける、ジャマールの運命とは…。
ふきカエのキャストには、ジャマール役/小松史法さん、サリーム役/小野塚貴志さん、ラティカ役/伊藤静さん、プレーム役/辻親八さん、警部役/青山穣さんと、現在と過去を行き来するテンポ良いストーリーを盛り上げます。
インドのムンバイの背景もさることながら、人々の格差社会を目の当たりにさせられるこの作品。静かな秋の夜長、じっくりと感動に浸ってみてはいかかでしょうか。

[作品画像はAmazon.co.jpより]